元テレビ朝日社員の玉川徹氏（62）が2025/3/11の、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜午前8時）に生出演。コメ高騰問題をテーマにトークしている際、「西暦と和暦(元号)が混在していることについてわかりにくい」という意見を言う一幕がありました。
確かに、西暦と和暦(元号)が混在していることは、解りにくいですね。
かと言って、じゃあ「和暦は止めましょう」と短絡的に変えられるものでもなさそうです。
背景、理由を整理して見ました。
こんな方読んで下さいね
・どうして西暦と和暦があるの?
・和暦を無くせないの?
・西暦⇔和暦の換算方法知りたい
Contents
西暦と元号が併用され続ける理由
日本では西暦と元号の二通りの表現が現在も併用されています。その理由として、以下の5つの要因が考えられます。
1. 歴史的・文化的な伝統
元号は飛鳥時代から続く日本独自の制度であり、天皇の即位とともに改められます。そのため、日本の歴史や文化と深く結びついており、伝統を重んじる価値観のもとで現在も使用されています。
2. 公的文書での使用
日本の官公庁や法律文書では元号が広く使われています。特に、戸籍、免許証、裁判関係の文書などでは元号表記が基本となっており、公的機関では元号の使用が慣習として定着しています。これにより、元号を廃止することが難しい状況となっています。
3. 時代の象徴としての役割
元号は単なる年号ではなく、時代の変化や新しい時代の始まりを象徴する意味を持ちます。天皇の代替わりとともに新たな元号が制定されることで、その時代の特徴や価値観が反映されます。例えば、「平成」から「令和」に変わった際も、新たな時代の幕開けとして広く意識されました。
4. 西暦との使い分け
西暦と元号は、用途に応じて使い分けられています。
- 国際的な場面やビジネスでは西暦が一般的に使用される。
- 国内の伝統的な場面では元号が用いられることが多い。
- 学校の卒業証書や企業の社内文書では元号が使用される傾向がある。
- ITシステムや国際取引では西暦が標準的に使われる。
このように、場面に応じて適切な年号が選ばれています。
5. 国民の慣習としての定着
世代によって西暦・元号の使用の傾向は異なりますが、元号が生活に深く根付いているため、一気に廃止するのは困難です。特に高齢世代にとっては元号の方が馴染み深く、日常生活でも自然に使用されています。また、新聞やニュース、公式な行事などでは今も元号が広く用いられており、国民の意識の中に元号がしっかりと定着していることが分かります。
西暦と和暦（昭和・平成・令和）の見方
日本では、西暦と和暦（元号）が併用されており、特に昭和・平成・令和の比較が必要になることが多いです。それぞれの換算方法は以下のとおりです。
1.昭和（1926年～1989年）
- 西暦 = 昭和年 + 1925
- 昭和年 = 西暦 – 1925
例
- 昭和50年 → 50 + 1925 = 1975年
- 1980年 → 1980年 – 1925年 = 昭和55年
2.平成（1989年～2019年）
- 西暦 = 平成年 + 1988
- 平成年 = 西暦 – 1988
例
- 平成10年 → 10 + 1988 = 1998年
- 2005年 → 2005 – 1988 = 平成17年
3. 令和（2019年～現在）
- 西暦 = 令和年 + 2018
- 令和年 = 西暦 – 2018
例
- 令和5年 → 5 + 2018 = 2023年
- 2025年 → 2025年 – 2018年 = 令和7年
換算の覚え方
和暦と西
- 昭和 → 西暦の下２桁に「+25」
- 例：昭和50年 → 50 + 25 = 1975年
- 平成 → 西暦の下２桁に「-88」
- 例：2005年 → 05 – 88 =平成17年
- 令和 → 西暦の下２桁に「-18」
- 例：2025年 → 25 – 18 =令和7年
結論
西暦と元号の併用が続いている背景には、歴史的伝統、公的機関での使用、時代の象徴としての役割、西暦との使い分け、国民の慣習といった要因が関係しています。それぞれの利便性と意味合いがあるため、一方に統一されることなく、今後も併用が続くと考えられます。
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