この記事は、沢山あるボールペンの中で、「どのボールペンが書きやすいの?」という疑問に対して、私の使用経験と、文房具ファンが自分の“推しペン”に投票する「OKB48総選挙」結果を踏まえて、お勧め商品について解説します。
Contents
「OKB48総選挙」結果の人気ボールペンは?
人気ベスト15
「OKB48総選挙」は、今の日本のボールペンシーンを代表する48本を、OKB総選挙管理委員会が選抜。その中から、自分の好きなペン(推しペン)に投票してもらい、日本の「筆箱のセンター」を決める投票企画。投票は、実際に試し書き会場で投票する「握手会投票」と、Webアンケートで投票する「Web投票」の2種類の方法で実施しているイベントです。
今回、1位に選ばれたのは三菱鉛筆の「ジェットストリーム スタンダード」。
今回で、14連覇を達成。油性ボールペンの王者、三菱鉛筆さん凄いですね!。
又、三菱鉛筆は7商品がベスト15入りしています。
★【第14回OKB48選抜総選挙】結果報告★
(投票期間:2024/10/1~12/31 +期日前投票2024/9/1 +追加投票2025/1/4)
有効投票総数1853票(握手会投票1189票+Web投票664票)
その結果は以下の通り。
私の使用感からのお勧め
私は、今まで色々なボールペンを購入して使用して来ました。その中で、これはあくまで個人的な感想ですが、気に入っているボールペンは、
★国内で2006年に販売開始の「三菱鉛筆 ジェットストリーム シリーズ」と、
★国内で2016年に発売開始の「三菱鉛筆 ユニボール シグノ 307」がお勧めです。
お勧め理由の一番は、メーカーのセールスポイントにも書かれている「なめらかに書ける」いう事です。
では、この二つのシリーズについてスポットを当て、詳しく解説して行きます。
ジェットストリーム人気の秘密
国内で2006年に販売開始の「三菱鉛筆 ジェットストリーム シリーズ」について解説します。
インクは他のボールペンとどう違う?
・通常、インクには、油性、水性、ゲル、顔料、染料が有りますが、ジェットストリームは、三菱鉛筆独自に開発されたオリジナルインクを使用しています。
・さらさらとした書き味なので、水性ペンとかゲルインクなどと勘違いされる場合が多いようですが、「低粘度油性」という油性ボールペンになります。
・ジェットストリームのために開発した新しい色材と、顔料を組み合わせることによって、従来のインクの約2倍の黒色密度を実現。こんなに濃いのに速乾性に優れ、細字でもなめらかな書き心地と濃くはっきりと書けるインクが好評。
書き心地は?
・ジェットストリームは書き心地の良さで知られています。
私は、長い間使っていますが、セールスポイントの通り、「なめらかで、書き心地が良い」です。
・筆圧が低く、ストレスなく長時間書き続けることが可能。
ボール径は?
・従来、油性ボールペンで最も一般的なボール径は細字の0.7mmでしたが、「ジェットストリーム」シリーズでは、極細0.5mmが最も人気のボール径。より小さいボール径0.38mmも人気。
⇒私は、極細0.5mmを使用しています。
・「ジェットストリームエッジ」では、世界最小ボール径0.28mmを搭載しています。
ジェットストリーム シリーズの商品カテゴリー
ジェットストリーム シリーズの商品カテゴリーと特徴をまとめました。
商品カテゴリー | 特徴 |
ジェットストリームスタンダード | 定番人気の単色ボールペン 超・低摩擦ジェットストリームインク搭載。従来の油性ボールペンと比較して、摩擦係数が最大50%軽減 |
ジェットストリーム多色ペン | 黒赤青などのボールペンが一体になった |
ジェットストリーム多機能ペン | 多色ボールペン+シャープペンが一体になった |
ジェットストリームスタイラス | 独自開発の超好感度タッチペンを搭載! デジタル端末でもアナログ手帳でもなめらか。 |
ジェットストリームエッジ | 世界最小ボール径0.28mmを搭載 |
ジェットストリーム プライム | 金属軸の高級ライン |
ジェットストリーム海洋プラスチック | 海洋ゴミを再利用した |
ユニボール シグノ 307
・シグノ(英: Signo)は、三菱鉛筆が製造・販売するゲルインクボールペンのブランドです。
1994年発売。uni-ball(ユニボール)ブランドを冠して、ユニボール シグノ(英: uni-ball Signo)とも表記されています。「ユニボール シグノ 307」は、2016年に発売開始。
・私は、「ジェットストリーム」を使用しているのですが、私の妻は、この「ユニボール シグノ 307」の愛好者で、大変気に入っていて「ジェットストリーム」には乗り換えずにずっと使い続けています。
インクは?
セルロースナノファイバーを世界で初めて実用化。インクの粘度調整剤として配合したゲルインクボールペン。耐水性、耐光性に優れ、光による色あせに強く、水に濡れても滲みません。
※シグノシリーズで、セルロースナノファイバー配合は、「ユニボール シグノ 307」のみ。
【セルロースナノファイバーの説明】
近年世界的に注目を集めている“日本発の新素材”です。紙などと同じパルプをナノサイズまで細かく解きほぐした植物由来の新素材。キメ細かい透明なゲルが得られ、ボールペンのペン先の細かい隙間からも均一かつ滑らかに流出させやすく、様々な筆記状況においても適切に粘度が変化し、従来の常識を超えたなめらかな書き味を得られる。
書き心地は?
・“速書きでもかすれない、なめらかな書き味”を実現している。 (ボール径: 0.38mm/0.5mm/0.7mm)色:黒/赤/青
ジェットストリーム VS ユニボールシグノ 307 比較
私と妻で、3つのボールペンで書き比べて見ました。
妻の書いたものを以下に掲載します。感想は二人の意見です。

【左の文字を書いたボールペンの説明】
①他社のボールペン (0.5mm)
②ジェットストリームスタンダード (0.5mm)
③ユニボールシグノ307 (0.5mm)
④ユニボールシグノ307 (0.38mm)
【評価】
・書き心地‥②~④は「なめらか」でしたが、③、④のシグノが一番書きやすかった。
・シグノの書きやすかった点‥妻いわく、筆圧が弱くてすらすら掛けるので書きやすい。
・文字の濃さと鮮明度‥同じ0.5mmでも文字の濃さと鮮明度が違いました。シグノが太くて鮮明。
まとめ
「ジェットストリーム」が人気ではありますが、「ユニボールシグノ307」がそれより劣るという感じは有りませんでした。「ユニボールシグノ307」は、セルロースナノファイバー配合のゲルインクが、筆圧が弱くてもすらすら書ける事に繋がっていると評価。女性の人気も高いのではと思いました。
利用する方の使用目的、好みで使い分けて行くのが宜しいかと思います。
★片方しか利用したことがないという方は、もう一方も使用して見る事をお勧めします。
★どちらも使用した事がないという方は、是非この機会に使用して見る事をお勧めします。


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