犬同士が挨拶している姿を見て、「本当に会話してるの?」と思ったことはありませんか?
実は、犬たちは言葉を使わずに、体の動きやにおい、声などを通して気持ちを伝え合っています。
しかし、相性が合わない犬同士だと、コミュニケーションがうまくいかず、喧嘩に発展することも。
本記事では、犬同士のコミュニケーション方法、相性の見極め方、喧嘩を防ぐコツ、そして飼い主ができるサポートまで、我が家の体験談も紹介しわかりやすく解説します。
Contents
犬同士は会話してる?基本のコミュニケーション方法


犬の「言葉」はボディランゲージと声、そしてにおい。以下のような行動が、犬同士の意思疎通の手段です。
- 尻尾を振る:嬉しい・好意的な気持ちのサイン
- 特定の位置で待つ:相手に対する控えめな挨拶
- お尻のにおいを嗅ぐ:犬同士の“名刺交換”
- 遊びに誘うポーズ:前足を伸ばしてお尻を上げる=フレンドリーな合図
- 表情や耳の動き:警戒・安心など感情を表現
⚠️ 社会化不足の犬には注意
これらの挨拶行動は、社会性が身についた犬に限ります。
他の犬に恐怖や攻撃心を抱きやすい犬は、いきなり接触させるとトラブルになる可能性も。
我が家の以前の愛犬(ミニチュアダックスフンド:トーマス)は、幼犬の頃散歩している時、大きな犬に首を噛まれそうになったんです。相手の犬は飼い主がリードをしっかりコントロールできていなかったためで危なかったです。
それ以降、愛犬はこのことがトラウマになり、他の犬も怖がるようになってしまったんです。
「人間は好き」なのに、「犬は怖い」という状態が続きました。
飼い主が相手の様子をしっかり観察し、コントロールすることが大切と痛感しました。
皆さんも十分気を付けて下さい。
吠えるのは「会話」?犬の声の意味を読み取ろう
吠えることは犬にとって大切なコミュニケーション手段のひとつ。吠え方には、いろいろな感情が込められています。
吠え方 | 意味 |
---|---|
高く短い吠え | 遊びたい・構ってほしい |
低く唸るような声 | 警戒・敵意 |
連続した吠え声 | 興奮・不安・ストレス |
ドッグランで吠える犬=すぐに攻撃的、とは限りません。
遊びたくて吠えている場合もありますが、相手がそれをどう受け取るかは別問題。飼い主の観察力が問われます。
犬の上下関係と愛情表現のサイン
犬たちには、群れの中で自然と「上下関係」が生まれます。この関係性は、愛情表現にも影響します。
- 鼻を近づける:信頼・挨拶
- 体をこすりつける:親しみ・愛情
- 寄り添うように眠る:安心のサイン
- じゃれ合いながら軽く噛む:遊び+信頼の証
ただし、強く噛む・マウント行動が過剰な場合は、支配的な行動として注意が必要です。
相性の悪い犬の見分け方と対処法

こんなサインが出ていたら要注意!
- 尻尾がピンと立つ or 下がる:警戒・不安
- 耳が後ろに倒れている:緊張・恐怖
- 体が硬くなる:相手への警戒心
- 低い唸り声や、にらみつけるような視線:敵意の可能性
これらのサインを見逃すと、ガウガウとした喧嘩に発展することも…。
犬同士の喧嘩を防ぐために飼い主ができること
- 吠え始めたら他のものに注意をそらす(おもちゃや声かけ)
- 一緒に遊ばせる前に距離をとって様子を見る
- 緊張サインが出ていたら、すぐに距離を離す
- リードをつけた状態で挨拶させる(初対面時)
おやつや褒め言葉で「落ち着く=いいこと」と覚えさせておくと、応用が効きます。
初対面の犬同士の挨拶の仕方とポイント
- リードは少し緩めて、自由ににおいを嗅がせる
- 飼い主は無理に引っ張らず、静かに見守る
- 尻尾の振り方・体の姿勢を観察する
- 違和感があれば、すぐに距離を取る
お尻のにおいを嗅ぎ合い、リラックスしていれば成功サインです。
多頭飼いのコツ|先住犬と子犬を仲良くさせるには?

- 最初は別の部屋で慣れさせる or リードを使って少しずつ接触
- においを交換させる(タオルなど使う)
- 先住犬の前で子犬を叱らない(先住犬のストレスが増す)
- 一緒に遊ぶ時間を増やし、良い思い出を積ませる
犬同士が仲良くなったときのサインとは?

- お互いにお尻のにおいを嗅ぎ合う
- 遊びに誘うような動き(前脚を伸ばす)
- リラックスして近くに座る・眠る
- 同時に尻尾を振る
これらが見られたら、相性◎の証拠!
まとめ|犬同士の関係を良好にするには、飼い主の観察力がカギ!
犬にも「この子は好き」「ちょっと苦手」という感情があります。
その感情がこじれると、喧嘩やストレスにつながることも。
大切なのは、犬のボディランゲージをしっかり観察し、必要に応じて飼い主が介入すること。
無理に仲良くさせる必要はありませんが、安心して過ごせる環境づくりは飼い主の大切な役目です。
犬同士の関係を見守りながら、信頼関係を築くサポートをしてあげましょう。






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